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日本人の就職事情 inマレーシア「必要な英語力」

マレーシアにおいての日本人の採用枠はあまり多くなく、また自国民の雇用枠が減ることにもなるため、特に就労ビザの発行が必要なポジションとなると、さらに求人数が減ってしまいます。それでも「この人でなければならない!」と政府を納得させる要素が必要で、「日本人であること」と「日本人としてどうマレーシアに貢献できるか」ということが大きな強みになってきます。

そういった理由から、新卒や未経験OKという求人は少なく、職種や業種のいずれかで経験があることや、関連業界での経験を必須としている求人が多くなります。

マレーシアで働くにあたっての必要な英語力について、結論から言うと、どんな職種でもある程度の英語レベルは必須です。 しかし、アメリカ/イギリス訛りの英語は必要ありません。身振り手振りでも、何とか伝わる生きたサバイバルな英語力が必要です。

そんなところから、少々間違った英語でも、日常会話レベルのコミュニケーションが取れれば採用される事も多くあります。寛容なマレーシア人は、相手の英語が下手なので話しはしない…といった人は殆どいません。そういった意味では他の国と比較するとそのハードルは低いと思います。マレーシアは多民族国家であり、公用語として英語が広く使用されていますが、自分のマレー語や中国語など自分の母国語も日常的に使っています。マレーシア人の国民性は優しく穏やかということもあり、つたない英語でも理解しようとじっくり耳を傾けてくれます。

英語力の面でどんなお仕事に就く事が出来るのか、以下例を挙げてみましょう。

1、英語力不問で出来るお仕事:英語力不問という求人もいつくかあり、例えば、IT企業系のコールセンター業など多くの日本人がマレーシアに住みながら従事しています。20代など比較的若い方が多く活躍しています。

2、日常会話レベルで出来るお仕事:社内のスタッフ間でコミュニケーションが取れればOKなレベルの英語力。流暢に話せなくても身振り手振りで英語を話すことに抵抗感がない、文法も気にせず単語を並べて会話でいる程度。事務のお仕事や、日本とのやり取り、交渉事をメインで担当する様なお仕事であれば日常会話レベルで問題なく、比較的多くの求人もあります。

3、ビジネスレベルの英語:日系・外資系企業問わず、社内はもちろん、社外でも英語で交渉事を常に行うようなポジション、ハイレベルのポジションのお仕事が多く、マネージャー以上、会社の幹部といった方が多いでしょう。 常に、取引先とのビジネスプレゼンを行ったり、多国籍な中チーム纏めプロジェクトに取り組んだりといった重要ポストに就く事が多いです。

まとめ

マレーシアで働くには、必ずしもハイレベルな英語力が必要という訳ではなく、様々なポジションがあるので、海外就職を経験したいという方は、是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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