クアラルンプールの交通事情
マレーシア人の大学生は車で通学する人が多いのですが、外国人留学生で車を持つ人はそう多くはありません。 留学生活の中で、車を持たないという視点から、交通事情について紹介します。
徒歩
大都市のクアラルンプールとは言え、日本以上に車社会なので、歩行者にはあまりやさしい道路事情ではありません。歩道や信号機がない所や工事中の道路も多くあり、信号を守らないで道路を渡るというのも日常茶飯事です。逆に勇気を出して道路を渡らなくては中々目的地にたどり着けないので、大抵の人は信号無視で渡るようになります。(注)大きな車道を渡るのは大変危険です。
公共バス
時刻表もほぼないに等しいので、どこに行くにも時間がかかります。時間に余裕のある方の利用をお勧めします。また学生が学校の通学に利用したり、庶民のお買い物や通勤の足としても利用されています。また料金も初乗り30円程度で乗る事が出来ます。1ヵ月乗り放題という定期券の様なものもあり、乗りこなすことが出来るととてもお安く便利に生活することが出来ます。
モノレール
KLCCやKL Centralなどの主要箇所を走っています。とても便利ですが、まだまだカバーしているエリアが少なく、広いクアラルンプールを全てモノレールで行くというのは不可能です。モノレールは本数が多いので、時刻表を見ることなく乗ることが出来ます。その他KTM(郊外型通勤電車)やKLIA Express(クアラルンプール国際空港への特急電車)も走っているので、上手く組み合わせて利用すればとても便利です。
タクシー
以前は町中に赤いタクシーが停留していて、メーターを使用しないで、事前交渉で利用するというスタイルでした。上手く交渉できなかったらどうしよう?!過剰請求されたらどうする?!言葉が通じなかったらどうしよう?!などとタクシーに声をかける場合、心配事もつきものでした。
しかし、現在はGrabタクシーが主流になり、スマートホンでアプリを使ってプライベートタクシーを呼ぶことができるようになりました。位置情報を使って行き先を指定すればタクシーを呼ぶ前にどれだけ運賃がかかるか把握できるので、安心して利用する事ができます。料金も初乗り5リンギット~、複数人で利用するとモノレールやバスより安くなることもあります。注意点としては利用する時間や込み具合によって料金が大きく変わることがあるので、同じ場所に行く場合でも場合によっては料金が異なります。
自動車
マレーシア人は一人1台車を持っているという程、日本よりも車社会です。車自体は日本の1.5倍~2倍もるすので、高級品と言えますが、100万円位で学生でも乗りやすい小型の車は人気があります。なんといってもガソリンが安いです。大学キャンパスには学生用の駐車場があり、登校の時間帯はひどい渋滞になります。またクアラルンプールの交通渋滞はひどく、朝夕のラッシュアワーや交通事故があった場合は何時間も動かないということもあります。
まとめ
交通費は日本と比較すると1/2から1/3で済ませることが出来ます。公共バスやモノレール、Grabタクシーなど上手く使いこなせば車を持つ必要はありません。交通費のことはあまり気にすることなく気軽に色々な所に出かけることが出来るのもマレーシアの良いところではないでしょうか。
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